個人事業主だとしても事業用の銀行口座を作った方がお金の流れが分かりやすいです。
また、オンライン会計ソフトと同期できる銀行だとより便利です。
クレジットカードも。
と言いつつもオンライン会計ソフトでよく選ばれるのはフリー会計、マネーフォワード、弥生会計だと思います。
この3つの会計ソフトはほとんどの銀行、クレジットカードと連動できます。
なので、好きな銀行とクレジットカードを選んでも問題はないかと。
しかし僕はそんなところでも失敗してきました。
失敗談1
「銀行口座名に店名を付け足した」
問題点
・口座をオンラインで使えない場合がある
改善策
・個人事業主なら口座名は本名
個人事業主なので口座名は本名です。
僕はそれに付け足して口座名を「店名 本名」と登録しました。
昔、ネット通販で買い物をした時に、支払い方法を銀行振込したところ店名ではなく個人名の口座に振り込むことになりました。
今となっては個人事業主だからだと分かるのですが、当時は「何で店名じゃないんだろう?」と疑問に思いましたし、本当に振込先が合っているんだろうかと少し不安になりました。
事業用の口座名に店名を付け足すことでお客様の不安が減るかもしれないと考えました。
使い始めて3年くらい特に問題はありませんでした。
変化があったのは2018年だったと思います。
PayPayがどえらいキャンペーンと共に日本を席巻し始めました。
キャッシュレス化の波がやってきたのです。
現金以外のお支払い方法は今までカードリーダーひとつで対応していたのに、レジ前に置くQRコードの数だけ増えていきました。
その分、銀行口座と紐付けするところが増え、帳簿の書き方が今までよりも複雑になっていったように感じました。
手動で帳簿に打ち込みしていくのは大変だ。
今使っている銀行口座をオンラインでも使えるようにすれば会計ソフトとも同期できて、いろいろと負担が減るはず。
ところがオンラインで使うことができませんでした。
僕が口座を開設した地方銀行の場合、個人事業主は本名の口座のみオンラインで使えるとのこと。
そこから約4年、銀行口座をオフラインで使い続けました。
失敗談2
「地方銀行の振込手数料を払い続けていた」
問題点
・お金がかかる
改善策
・振込手数料の安いネットバンクの検討
商品の仕入れ先が増えれば、振込先も増えます。
そうなればもちろん振込手数料も増えます。
振込先が増えただけではなく、振込手数料も段々値上がりしていきました。
失敗談1から4年5ヶ月間、地方銀行を使い続けました。
その間に振込手数料だけで■■万円くらいかかりました。
1ヶ月の振込手数料は平均約■,■■■円。
その後、振込手数料の安いネットバンクに変えたところ、1年間の振込手数料は2,233円。
1ヶ月の振込手数料は平均約186円。
地方銀行と振込手数料の安いネットバンクの1ヶ月の振込手数料は平均金額の差は■,■■■円。
※最初は数字を書いていたのですが、ちょっと笑えない金額だったので伏せました。
ネットバンクに変えたことで会計ソフトとも同期できるようになりましたし、銀行のATMに並ぶ必要もなくなりました(ただ念の為、月一で地方銀行の通帳を記帳しに行っています)
コンビニATMから現金売上の預入もできて便利。
小銭は預入できないけれど、地方銀行などでは釣り銭の両替にも手数料が発生し始めているので、そもそも小銭はストックしておいた方が良いかなと考えています。
手間もお金も負担がすごく減りました。
なぜ2018年ののキャッシュレス化の波の時にすぐ動けなかったのか?
もしかしたら、その地方銀行に融資を申請する日が来るかもしれないと思ってしまったからです、、、
というのは言い訳で、論理的に考えることができていなかった自分の怠慢さが原因です。
仕入れ先が少なかったらそのまま地方銀行でも良かったかもしれません。
またはその銀行から融資を受けていたら、それはやっぱりその銀行の口座を使うべきなんだと思います。
なので、どの銀行の口座を作るべきかは人によって違います。
ただ、もし開業前の自分にメッセージを届けられるなら「絶対に振込手数料の安いネットバンクにしろ!」と言います。
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