失敗談
営業時間と定休日を憶測と感覚で決めた
問題点
お客様にとって最適とは限らないことがある
内容によってはモチベーションの維持が難しい
改善策
入念な事前調査か開業からしばらくお試し期間を設ける
雑貨屋で働いていた時、遅番だと20時半に仕事が終わりました。
次の日が休みだとそのまま帰らずに少しぶらぶらしたいなーと思うことも多かったです。
でも、20時半以降に営業している小売店や商業施設はあまりありませんでした。
自分でお店を開いたら小売店の人が帰りに寄れる営業時間にしよう!と考えていました。
12時から21時まで営業。
定休日は週の真ん中の水曜日にしよう。
12:00-21:00営業
水曜定休
12時開店にしたのは、閉店時間の21時を先に決めていたのでそこから1日の営業時間の9時間を引いただけです。
結果、19時以降はあまりお客様はいらっしゃいませんでした。
それも問題だったのですが、開業から3年経った頃にはモチベーションの維持が難しくなっていました。
このモチベーション関連については改めて書きます。
この営業時間と定休日を3年続けてみて、これは変えた方が良いなと思いました。
そこから1年間、試行錯誤しました。
臨時休業を増やしてみたり、12時開店だけど告知せずに11時から開け続けたり。
気づきがありました。
・よく来てくださるお客様でも定休日を把握されていないことが多かった
・告知していないのに11時台にご来店されるお客様が多かった
小売店に対して
・土日祝は営業しているだろう
・平日の月曜と金曜は営業してることが多そう
・定休日はだいたい火曜か水曜か木曜のどれかだろう
・11時から19時までは営業しているだろう
このようなイメージを持っている方が多いようです。
そこで営業時間を11時から20時、定休日を火曜と水曜に4年経ってから変えることにしました。
11:00-20:00営業
火曜水曜定休
火曜、水曜の二連休にしたのはモチベーションの維持のために必要でした。
売上が下がったとしても、お店を続けていく上で仕事以外の時間を作らないと自分がダメになると感じたんです。
結果、年間売上は下がりましたが、1日の売上平均は上がりました。
が、その後のコロナ禍により「例年」というものが無くなりました。
なので、営業時間と定休日の変更がどこまで影響しているかは分からないです。
ただ、11時台のお客様はいらっしゃいますしモチベーションの維持もできています。
それから数年が経ち、子どもが生まれて閉店時間を19時に変更しました。
営業時間と定休日。
最初からかっちり決めたい気落ちはすごく分かります。
でも、誰もがSNSを使っている今、ある程度の変更は伝わると感じました。
焦らずじっくり営業時間と定休日を決めるためのお試し期間を設けた方が良いと思います。
ちなみに今、定休日に火曜と水曜を選んだのは理由があります。
水曜日はもともと定休日にしていたので曜日別の平均売上比較ができなかったというのもあります。
それに平日の月曜と金曜は営業してることが多そうとイメージを持っている方が多いようでした。
二連休にするなら「火曜と水曜」か「水曜と木曜」のどちらかしかないので水曜日はそのまま定休日にしました。
で、火曜と木曜のどちらを定休日にするかです。
曜日別の平均売上比較では木曜の方が高かったので火曜を選びました。
それで良かったと思いっていますが、これから小売店を開業される方には以下のことも検討された方が良いかもしれません。
・ノー残業デーを水曜日に決めている会社は多いようです
・美容師と理容師の方は月曜休み、不動産の方は水曜休みが多いようです
・メーカーが休みの土日にお客様のご注文を頂くことが多く、その場合は月曜か火曜にメーカーとやり取りすることが多いです
・子育てをされている方がよく来てくださったり、公園の近くの立地の場合は10時開店でもご来店されるお客様は多いかもしれません
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