とある雑誌のウェブサイトに「リアルキャンパー」という言葉が書いてありました。
聞き慣れない言葉でしたのでいろいろ考えてみました。
この場合、リアルはキャンパーの形容詞になっていると思います。
意味は現実のキャンパーというより「本物のキャンパー」というニュアンスが近いようです。
まぁ、確かに「リアルキャンパー」という枠に入りたい、言いたいという心理は分かりますし、それをメディアが活用するのも分かります。
むしろ、それでアウトドア界隈が盛り上がるならプラスとさえ思います。
ただ、もしこの言葉の裏にキャンパーを楽しみ方の違いで侮蔑する意味を含んでいるのなら使いたくないです。
キャンプをしている方は皆、本物のキャンパーであって楽しみ方に上も下もないです(ルールとマナーを守るのは当たり前として)
リアルを本物と捉えるなら、その反対はフェイクだし偽物です。
じゃー、キャンプをしないのにキャンパーの格好をしている陸サーファーみたいな方との差別化のために「リアルキャンパー」が生まれたのだろうか?いや、それは違うと思います。
だって、それだったら陸サーファーと同じように「していない側」を表す言葉が生まれるのではなかろうか?
てか、キャンプするしない関係なくキャンパーの格好をしても良いじゃん。
キャンプをする方にフェイクも偽物もないし、実際、リアルの反対にあるものは「もう一つのリアル」です。
これは「リアルキャンパー」という言葉を否定しているわけではなく、侮蔑するために使う人がいたり、それを助長するような使い方は良くないじゃん!って話です。
ちょっと、そんな風になりかねない気配を感じたので。
焚き火が無くたって良い。
料理をしなくたって良い。
コンビニ弁当最高。
ただただ自然の中で何もせずぼんやり座るだけで良い。
僕は物を売る仕事をしていますが、こういう自然の楽しみ方も最高だと思っています。
もう一度言いますが楽しみ方に上も下もないです。
ルールとマナーを守った中で、それぞれがそれぞれで楽しむ!
そのお手伝いを僕はしたいです。
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